風俗嬢チエの風俗嬢ってどないやねん!!

また来た!!
ハタチのヒョロリ君!(後編)
「……」
「……」
「……WOW!!」
そっか、わかった!
何かこの子、勘違いしてるって言うか、かみ合わへんなと思ってたら、
「勝手にその気になって、自己満足してる」っぽいタイプやな!?
それとも、
「とりあえず風俗嬢を自分に惚れさせて付き合いたい」タイプか??
……どっちにしろ、前日の涙にも、淋しそうな態度にも、
たいした理由はなさそうな感じがすごくしたんや。
多分やけど、「擬似恋愛」を楽しみに来てるんやけど、
「擬似」と割り切れなくなるような、
ちょっと扱いにくいタイプの子かもしれへん。
そぅ思ったチエは、
昨日のK君の涙を見て、色々複雑に考えてしまったことが
何だか急にバカらしくなってしもたんや。
……ハァ、なんか拍子抜けした。
でもま、とにかく面倒臭い事にならんで逆に良かったかも。
「Kくん、シャワー行こっか。」
「うん!」
そのあとは、ごく普通にシャワー。
そして普通にサービス。
でもサービス中にK君は
「ちえちゃん、好きやで。信じてな」
「○○ちゃんの事は、気にせんでいいよ」
と、何度も何度も言ってくるのやー。
なんかもーーだんだん腹が立ってきたわ。
だってそーやろ!?
アンタ一体なにがしたいんや!?
チエにも○○ちゃんにもいい顔してたら、自分に惚れると思っとんのか!?
ちょっと風俗嬢のことバカにしすぎとちゃいまっか!?
ムカついてきたチエは、反撃に出た。
「大丈夫。全然気にしてないよ♪」
「じゃぁ、俺のこと好き?」
「うん、大好き!!指名してくれてる間はね♪♪」
ははん、言ってやった。
「なにそれ!じゃぁ、次は○○指名すんで!?」
「あ、うん、そーしたら?」
「もーいいわ!」
と、怒ったK君は(ちゃっかりイッて(笑))帰っていったわ。
はぁーー疲れた。
なんともお騒がせなお子様やないか。
あのベビーフェイスと意味深な涙に、うっかり騙されるところやったわ……
……しかしなぁ…演技であんなに泣けるもんなのか?
今の若者は……
よーわからんわ…
ま、あとは申し訳ないけど、○○ちゃんにまかせよう。
もーチエにはお役ゴメンやめんどくさい。
余談やけどな、サービス後、待機室で○○ちゃんにこのことを報告したら、
「えぇーー!?じゃあ、あの子またあたしの客になっちゃうの!?」
と嫌がられたわ。
ま、ウソの涙には誰もなびかんちゅー事やな。
やれやれや。
お騒がせしましたーーーーー♪♪♪
……と、ここで終わりやと思うやろ。
実は違うんや。
この後もチエは延々と、この「世間知らずハタチ君」によって、
振り回されてしまうことになるんや・・・。
このチエがや。
どーなるかは、とりあえず次回やな☆
次回の「風俗嬢ってどないやねん」は7月25日アップの予定です。
チエ
23歳の風俗3ねんせい。一緒に暮らしている彼にばれることなく仕事を続け、ガッポリためこんでいる大阪・ミナミの風俗嬢。