処女なのに風俗嬢！
求人サイトの甘い言葉
こんにちは、さとこです。
「お金のため」に働いているわたしですが、
きっかけは、まぁ色々あったんです(遠い目)。
うちの学校は学費がちょっとかかるだとか。カード作ってしまったりとか。
それを友達にも貸すとか。
そんでもって、いつのまにかローンがいっぱいいっぱいになってしまったりとか。ついでに貸した友達がとんずらこいただとか。
「借りたものはいずれ返さなければならない」
「大抵のことは金で解決できる」
…風俗で働く前、こんな言葉に振り回されて
お金を集めるためにいっしょうけんめい働いておりました。
その当時は、マックとパチンコ屋のかけもちをしていたんですが、
いや、今考えるとすごいっす。
まず起床は朝4時。
マックに行き、オープン作業をすませたあと学校に向かいます。
授業が終わったら今度はパチンコ屋。
これがだいたい24時ごろまで続くのですが、25時26時まで残業はザラ。
下手すりゃマックのオープンに間に合わなそうな時だってありました。
しかもそのくせ残業代くれなかったし。
さとこはとりたてて体が丈夫なわけではありません。
こんな生活をしているうちに体も心も疲れきって、
最終的には何も手につかなくなってしまい、
とうとうやっかいなココロの病気になってしまいました。
でも、病気になったからといって誰も助けちゃくれません。
わたしが病気で動けないその間にも、
どんどんお金を用意する期日は迫ってきています。
そして、期日が一週間後に迫ったある日、それを見つけました。
「月大50枚可能！」
「未経験者大歓迎！」
それは、ウェブサイトの片隅によくある風俗の広告。
「…マジでー？」
普段のわたしだったら、
「いやいやマジじゃないマジじゃない」と思っていたことでしょう。
てゆうか、こんな広告には目もくれてません。
だけどこの時のわたしは、どうかしていたのでしょう。病気だったし。
「ブラクラじゃありませんように…」
そう願いながら、広告をクリックしました。
そして、表示されたのはピンク色の可愛らしい、でもちょっと下品なページ。
「あ、ブラクラじゃなかった（安心）」
色々みていくうちに興味が湧いて来たので、自分でも検索。
「風俗 求人」なんてキーワードで検索かけたの初めてだよ…
風俗専門の求人サイトがあることなど、この時にいろいろ知りました。
「は、働いてしまうかな…」
求人サイトの甘い言葉にのせられてすっかりその気になったさとこ。
しかしここで問題がひとつ。
（いや実際はひとつばかりじゃなかったんですけど）
…自分、処女だってこと忘れてないか？
次回の「処女なのに風俗嬢！」は1月29日アップの予定です。
さとこ
美術大学に通う20歳。
普段はマジメな大学生だけど、借金返済と学費を稼ぐために、イメクラ嬢やってます。
お店にはナイショだけど、実は「処女」なのです。
