元ピンサロ嬢の30分ガチンコ勝負

【第40話】産婦人科と私
またしてもま●こヘルスのお話です。
10代や20代前半の頃は、婦人科も性病科も絶対お世話になりたくなかった。
下半身系の病院ってなんか怖いよね。
足ガッバー開いて、デリケートゾーンくっぱー晒(さら)すわけですからね。
医者とはいえ初対面の人の前で、そんなはしたない格好!
卒倒しちゃう!
とか思ってたわけですよ。若い頃は。
結果として、私のグロマンに医者の方が卒倒してた。
まず先生がおばあちゃんだった時ね。
まだ婦人科ビギナーだった20代前半の私は先生を見て、
「あっ、女性だし優しそうだし経験豊富そうでよかった…!」
って安堵したわけです。
安心して大股開きしたらね、おばあちゃん先生開口一番、
「お子さんは、何人?」
って聞いたんですよ。
「いません」って答えたら「えっ」とか言ってんの。
その頃はまだお仕事始める前のピュアなクソビッチでしたから、自分の性器もちゃんと見たことなかったんですよ。
「私のま●こって子供何人か生んだ後くらいの使用感&達成感あるんだ…!!」
ってえらいショックだった。
意を決して、家で床に鏡置いて見てみたんですよ。
腐った牛肉みたいなものがうつってた。
思わずそっと鏡閉じた。
で、おばあちゃん先生のいる婦人科とはまた別の病院へ行ってみたんですよ。
わざわざ電車乗って。
40代前半くらいの真面目そうな男性の先生だった。
診察中、思い切って聞いてみたんですよ。
「あの、すみません、つかぬことお聞きしますが…私のって、ちょっと使いこみすぎですかね…?」
初対面の医者に自分のま●この感想を求める勇気よ。
医者ちょっと黙っちゃったからね。
頑張って勉強して医者になったのに、バカ丸出しの女にま●この感想聞かれるとは思わないよね、先生も。
詳しくは忘れちゃったけど、
「あー、いえ、大丈夫だと思います」
くらいの軽い感じで流されて、即「受付で名前呼ばれるまでお待ち下さい」って追い出された。
怒ってんじゃん!
先生完全に怒ってんじゃん!
もしくは「ちょっとアレな人が来た」って怯えられてた。
あの時の先生にお会いする機会があったらマジで謝りたい。なんなら土下座してもいい。
その後、お仕事をするようになってからは完全に開き直るようになりました。
「はしたない」とか「グロくて恥ずかしい」とか言ってられない。
お客さんに「君のおま●こは綺麗なピンクだね~」って言われて
「嘘こけ!!」
って禿げ頭はたけるくらいには成長した。
そして、30過ぎた今。
昔はあんなに怖かった診察台にも颯爽(さっそう)と飛び乗って、オーケーカモン!!と挑発ポーズ。
初々しかったあの頃に戻りたい。

永田王(ながたおう)
OL・風俗嬢を経て現在はライター業やトークイベントなどで活躍中。