クラブ桜~高級クラブの裏側と実態~
営業テクニック
みなさん、いらっしゃいませ。
今回は、ホステスはどうやってお客様を呼んでいるのか、
その営業テクニックをご紹介します。
営業方法は、電話・メールが一般的でしょう。
ホステスは毎月のノルマをこなすため、自主的に、
しかも営業時間“外”にお客様に営業をかけなくてはなりません。
ですがお客様は、複数のホステスから同時に営業をかけられています。
自分の名前を覚えてもらっていない中、
どうやってお店に呼ぶのでしょうか?
ここがプロの腕の見せどころです。
一番大切なのは、マメに連絡を取ること。
売れないホステスはたいてい、1、2度電話やメールをして、
お客様から返事がないと諦めてしまいます。
ですが売れっ子ホステスは、
返事の来ないお客様でも、定期的に電話やメールをしているのです。
お客様のことを考え、想っていることを伝えるのですね。
20回以上の一方的なメールの後、
そのお客様が突然指名してくれることもあります。
「このコ、こんなにたくさんメール送ってきて、
もしかして俺に気があるのかな」
相手がそう思ってくれたらこちらの思うツボ。
同伴の常連客につながることだってあるのです。
そして、同伴に効果的な営業は“相談事”です。
相談と言っても小さなことでよくて、例えば
「来月パリに旅行に行くのですが不安なことがあって…。
○○さん、何度も行ってらしたからお話聞いて頂けないかと思って。」
という具合の内容です。
女性に頼られて嫌な気がしないのが男心です^^
また、「同伴してもらえませんか?」という営業はホステス失格です。
自分から同伴をねだるなんて、まったくダメですね。
巧みな話術、そして様々な営業テクニックを駆使して、
お客様から「同伴しよう」と言わせるのがプロです。
結局、ホステスの高給は
お客様の満足度の対価、ということになるのですね。
※このコラムの内容は、以前体験したことを元にしたフィクションです。
次回の「クラブ桜」は10月6日アップの予定です。
神埼桜
高校生のときに母親が蒸発!自らの学費と生活費のため、意を決してお水の世界へ……。