元ピンサロ嬢の30分ガチンコ勝負
【第20話】妄想大爆発!
つい先日、「理想のシチュエーション」について考えました。
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古くて狭い喫茶店のカウンターにお客は私一人。
松尾ス●キ似のマスターが退屈そうにろ紙を折っている。
外は小雨から本降りの雨に。読書していたけど、集中力が切れて何度も本から顔をあげる。
そのたびにマスターとなんとなく目が合って、
「お客さん来ませんね」
「雨ですしね」
なんてポツポツ話して、私は「あっ無愛想なマスターとお話できた、嬉しいな」とちょっと思う。
しばらくして、「今日はもう店じまいですかね」と言われてションボリしてたら、
「僕はいつも近くで夕飯を食べてから帰るんですが、よかったら行きませんか」
と、誘われる。
----------------(妄想終了)----------------
いいでしょう?
これ、いいでしょう?
知人に話したら全員に本気で引かれましたけどね。
さらに、妄想は続きます。
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マスターと近くの焼鳥屋(こじゃれてたらダメ。あくまで地元の汚い居酒屋)で過ごす。
夜も更けて、駅まで送ってもらうことに。
「本当はもっと話したいんだけど、いきなり遅くまで話し込んだら失礼かな、というかグイグイ来る感じの女だと思われたらやだな」
みたいな気持ちもあって、少し早目に切り上げる。
改札前まで来て、
「今日はどうもありがとうございました」「急にお誘いしちゃってすみません」
みたいな一通りのありきたりな挨拶をした後、一瞬、不自然な間。
マスターが、我慢できなくてつい言っちゃったみたいな感じで
「あー…すみません、もしお時間あればですが、もう少しお話ししませんか」
と引きとめる。
----------------(妄想終了)----------------
ね!?ドキドキするでしょう!?
妄想垂れ流された上に「ね!?」とか言われても困惑するでしょうが。
こんな風に引きとめられたら、
「あっ、私も話し足りないなって思ってたんです」
とか言っちゃう。
別にそんなこと思ってなくても言っちゃう。
そして、肝心なのはここからです!
この時、マスターのチ●コは絶対に巨根であってはいけません!
中くらいか中の下くらいの、小さめのやつでお願いします!!
さらに希望を言うならカリ高で!(個人的趣向)
だって、すごいやつでてきちゃったら、
「あっ、この人、巨根だからいつも自信まんまんで女性客を口説いてんだな」
って思っちゃうでしょ!
そしたらさっきまでドキドキしてたのに「なんだ、みんなに同じようなことやってんじゃん」って急に冷めちゃうでしょ!
別に巨根でなくても女性客を同じように口説いてるのかもしれないけども!
無精ひげで暗くてかっこよくてチ●コが小さめのおじさんとデートしたいな~(ポワーン)
永田王(ながたおう)
OL・風俗嬢を経て現在はライター業やトークイベントなどで活躍中。