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フ～ゾクな人々

SM店に勤務する
女の子の本音に迫る～その1～

風俗店で働く女の子たちへのインタビューを生業としている私ですが、
その中からメディアには公開できない彼女たちの本音をピックアップして
こっそり公開するこのコーナー。
今回は、SM店にまつわるお話を紹介したいと思います。

「SM」と聞くと、みなさんはどんなイメージを抱きますか？
一昔前には、「ちょっと変態っぽい」とか、
「変わった人達が楽しむもの」なんて思われがちだった世界。
でも、最近ではSMが多くの映画や小説に取り上げられてきたせいか、
かなり市民権を得てきたように思えます。
ノーマルな性癖を持つごく普通のカップルだって、
レジャー感覚でライトなSMプレイを取りいれて楽しんでいる今日このごろ。
ボンテージファッションやボディアートと一体となって、
すっかりオシャレなものになってしまいましたよね。

そんな影響からか、SMを専門とする風俗店もずいぶんと増えてきました。
どちらかというと、本格的なSMクラブ、というよりは
むしろ、イメクラの延長のようなSM店が増加しているようです。
SMに興味はあるけれど、どっぷりとその世界にハマルのは怖い…。
そんな風に考える男性の圧倒的な支持を集めているってわけですね。
不況が続いて、世の中の男性の多くが
やり場の無いストレスを抱えれば抱えるほど、
そのはけ口としてSM店が流行ると言う説もあるようです。
いじめるのもそう、いじめられるのもまた、同様に
ストレスの発散になるのでしょうね。

では、働く女の子たちはどうなのでしょう？
みなさん、本当にそういった趣味・嗜好を持っているのでしょうか？
池袋にある某SM店の店長さんに話を聞いてみました。

「M嬢志願の女性の多くは、
他の業種に比べて『受身』なサービスが多い分、
ラクなんじゃないだろうか って考えていらっしゃるみたいです」

なるほど、確かにお客さんにアレコレしてあげるっていうよりは、
アレコレされるってイメージが強いですよね。

「ですから、彼氏とのエッチでも、されるのが好きイコールMの気質、
みたいな勘違いをされている方も多い。
でも、どちらかというと相手の男性にアレコレしてあげたいという、
ご奉仕の精神を持ち合わせている女性の方が
素質があると思うんですけどね」

最近では、毎日のようにM嬢志願の女性が入店を希望してくるという同店。

「しかし、残念ながら、初回の研修でネを上げてしまう方も多いです。
ウチは女性の講師による礼儀作法研修にはじまり、縛りや鞭などを
実際に受けてもらって、その痛みを知ってもらうことから始めます。
もう、最初の礼儀作法講習の時点で
ついてこれなくなっている方が多いというのが現状です」

SMは礼儀に始まり礼儀に終わる、というのがこちらの店長さんの持論。
なるほど、SMって奥が深そうですねぇ。

次回は実際に勤務している女性の話を紹介したいと思いますので、
しばしお待ち下さいませ。

それでは、今日はここいらへんで。

次回の「フ～ゾクな人々」は2月20日アップの予定です。