恋の花びら大回転

【第75話】美男子マッサージ後編
マッサージが始まって20分ほど経過した頃、松ケン似が小さくアクビをしました。
正直「えっ接客中にアクビてお前…プロだろうが…」と思ったんですが、今にしてみれば、そのアクビすらイケメンによる演出だったようです。
「ああ…この照明の暗さだと眠くなっちゃうよね…」
とフォローのつもりで言った一言に、松ケン似がとんでもない切り返しをしてきたのです。
「そうだよね、一緒に寝ようか?」
一緒に!?
寝ようか!?!?
松ケン似によると、最初から時間いっぱいまで添い寝を希望する常連さんともいるのだとか。
確かに、私が選んだのは普通コースではなく恋人コース。マッサージよりイチャイチャを重視するコースなので、どうやら甘えたりくっついたりしていいようです。
肩を揉まれながら、
「僕、おでんの具より汁が好きなんだよね」
「へえ〜東電OLみたいだね」
なんて、どうでもいい話してる場合じゃなかった!若くてかっこいい男の子とイチャイチャしていいんだった!!
先ほどのイケメンのあくびは、お客さんに「セラピストが眠そうにしてたから、仕方なく添い寝させてあげた」と言い訳してもらうための演技であり、自分からはなかなか添い寝したいと言い出せない女性への優しさだったようです。うーん、なんて心憎い!
もちろん、普通に眠かった&「こんなセルライトまみれの太腿揉みたくねーんだよ早く横にならせろよ」って本気で思われていた可能性もありますが、自分に都合よく解釈します!
というわけで、マッサージの後半は添い寝してもらうことに。
初対面の若い男の子と向かい合って寝るのは恥ずかし過ぎるで背中を向けて横になると、後ろからギュッとしてくれました。
松ケン似と!
寝バック(寝たまま後ろから挿入する体位)状態に!
えっ待って待って、もうこんなのほぼセックスじゃない!?! とパニックになる私に対し、
「こうするとあったかいねー」
と余裕のイケメン。さすがプロです。
しかも、私の脇の下にイケメンの腕があるため、自然とおっぱいに当たっている。
あたってりゅー!
イケメンの腕がおっぱいにあってりゅー!
と、脳内小人たちも笛を吹き鳴らし太鼓を叩いて大騒ぎ。
「バストマッサージお願いします!」と言うつもり満々で来ましたが、そんなことお願いするまでもなく、自然な流れでイケメンの腕・オン・ザ・おばさんのおっぱいして頂きました。ありがたや〜!!br>
すっかりイケメンのペースに飲まれ、されるがままの状態に。ラスト10分は手を繋いだり腕枕してもらったりしました。
人肌ってあったかくて気持ちいい〜〜幸せ〜〜!
たかだか1万円程度で、お姫様扱いしてもらえてイチャイチャもできて最高でした。
おキャバやお風俗のお仕事で疲れている女性は、是非癒されに行ってくださ

藍川じゅん
元ピンサロ嬢。アダルト誌にてコラム連載中。著書『大好きだって言ってんじゃん』(メディアファクトリー)が好評発売中!