プロダクションで稼ぐ
5-5AV女優のアルバイト
出演契約はいつでも破棄できる?
AV女優というお仕事に不安は付きもの。
ここでは高収入なAV女優のバイトを始める前に知っておきたい法律や、業界の常識をQ&A方式で展開。
風俗求人サイトの求人募集に応募する前に、しっかりと押さえておきましょう!
高収入に惹かれてAV出演のアルバイトの本契約をしたけれど、やっぱり嫌になってしまいました。契約は破棄できる?
嫌がる女の子の意思に反し、悪徳プロダクションが勝手にAVの出演契約を締結。拒否した女の子に契約違反の違約金として、悪徳プロダクションが2460万円を請求したという例があります。
この裁判では、「今回のAV出演は本人の意思に反したものであり、強要できるものではない(判決文を要約)」として、「女の子が合意した」と主張する悪徳プロダクションの請求を棄却しました。
ここで注意したいのが、上記は“本人の意思に反した”場合の判決であること。一般的に風俗求人サイトの求人募集に応募し、プロダクションに所属してAVに出演する際は、「業務委託契約(プロダクションによって名称が異なる場合あり)」という出演契約を結びます。
契約書には、契約内容、ギャラ(出演料)の金額や支払い方法、著作権などが記載。AV女優のバイトは高額な報酬やギャラ、高収入が魅力ですが、内容を充分確認した上で署名することが大切です。
あなたの意思で求人募集に応募し、AV出演の契約をすれば業務委託契約が締結。これをあなたの都合で破棄し、プロダクションや制作会社に損害を与えた場合は、違約金を請求される可能性があります。AV出演の契約は、大事な約束事。内容をよーく確認し、納得した上で決断しましょう。
高収入を稼ぐため、AV女優としてプロダクションに所属。「現役のAV女優です!」のキャッチフレーズを使い、風俗店でアルバイトしてもOK?
高収入バイトを集めた風俗求人サイトの店舗型風俗や派遣型風俗の求人募集の中には、「プロダクション直営店」と謳った店があります。結論から言うと、所属プロダクションが直営する風俗店や、所属プロダクションが提携している風俗店でアルバイトするならば問題なし。ただし所属プロダクションと関係のない風俗店の場合は、発覚した時に間違いなくプロダクションともめます。
プロダクションの営業担当は、あなたを売り出すためにプロフィール写真を持参し、メーカーに売り込みをかけています。プロダクションは営業担当に給料を支払っている=あなたを売り出すために、相応のお金をかけているわけです。
法律違反ではありませんが、直営店や提携店以外での高収入バイトは、明らかにルール違反。プロダクションから損害賠償を求められる可能性もあります(民事裁判)。風俗と兼業したい人は、風俗のバイトをする前に必ずプロダクションに相談してみましょう。
現場で事前に知らされていないプレイを強要された。断ってもいい?
プロダクションと制作会社、もしくはAV女優とプロダクションの連携ミスの可能性があります。この場合、契約外の仕事をすることになるので、すぐさま所属するプロダクションや担当マネージャーに電話で確認してみましょう。
悪質なプロダクションは、契約外の仕事を強要することもあります。こうなったら、「警察を呼ぶ」「弁護士に申し立てる」ことをはっきりと伝え、関係を断ってしまうのが賢明。プロダクションとAV女優は信頼関係が大切。断って互いの関係がぎくしゃくするようなプロダクションならば、今後も同じようなことが起こる可能性があります。
複数のプロダクションに所属したほうが、効率よく稼げると思うのですが。
風俗求人サイトの求人募集をチェックしている人は、「プロダクションの求人募集は豊富にあるから、複数のプロダクションに所属していれば効率良くバイトできるはず」「高収入への早道かも!」と考えている人もいるでしょう。
しかし1つのプロダクションに所属している限り、プロダクションの掛け持ち。つまり他のプロダクションに入ることは絶対にNG。これはAV業界のルールです。
仮に在籍しているプロダクションに内緒で求人募集に応募し、重複契約をしても、プロダクション同士のネットワークや営業先、制作会社などを通し、双方のプロダクションに必ずバレてしまいます。もしもバレてしまった場合、双方のプロダクションから損害賠償を請求されるケースもあります。重複契約は本人にとってもプロダクションにとっても、不幸な結果を招くだけです。
高収入な店舗型風俗や派遣型風俗の場合、昼間はピンクサロン、夜はデリヘルなどバイトの掛け持ちOK。またバーチャル風俗のライブチャットは、複数サイトへの登録が可能です。でもプロダクションのアルバイトの掛け持ちは、絶対に不可。ここが風俗とプロダクションのバイトの大きな違いです。
現在、あなたがプロダクションに所属している場合。何らかの理由で新しいプロダクションのバイトを探しているのであれば、所属中のプロダクションと円満解約してから求人募集に応募するにしましょう。