プロダクションで稼ぐ
5-4AV女優のアルバイト
AV女優は演技が上手くなくても大丈夫？
高収入バイトを集めた風俗求人募集サイトには、店舗型風俗や派遣型風俗に加え、AV女優やパーツモデルを募るプロダクションの求人募集があります。
AV女優が出演するAVは、映像を使ったエンターテイメント風俗。
1対1の接客となる店舗型風俗や派遣型風俗に比べ、AVは不特定多数のユーザーがターゲットです。
AVが店舗型風俗や派遣型風俗と決定的に異なるのは、「エンターテイメント風俗」という名の通り、“見せる”要素が大きいこと。つまり、ショー的な色合いが強いことです。
なお、舞台のダンサー、街角の大道芸人、リングで戦うプロレスラーなども“見せる”お仕事の代表格です。
AV女優の演技には『ストーリー展開』と『絡み』の2つあり
風俗求人サイトのプロダクション求人募集情報などに時折記載されるのが、「高収入が魅力のAV女優は、演技が上手くなくてもOKなのでしょうか？」という質問。
結論から言えば、演技経験がなくてもAV女優のバイトは務まります。演技経験がゼロでもプロダクションの求人募集には応募できますし、合格してプロダクションに所属している人も大勢います。
AV女優の演技には、『ストーリー』と『絡み』の2種類があります。求人サイトの求人募集情報などには書かれていない、両者の違いを説明しましょう。
『ストーリー展開』に高度な演技力は必要なし
制服モノや人妻モノ、熟女モノなど、AVの中にはストーリー性を含んだ作品があります。「風俗求人情報の求人バイト募集に応募したいんだけど、素人だから高収入は無理…」「AV女優のバイトで高収入を稼ぎたいけれど、演技の経験がないから…」という女性もいるでしょう。
しかしAV女優のバイトには、ユーザーが感情移入してしまうような巧みな演技力は不要です。その理由は…。
『ストーリー展開』はカット割りや編集で操作可能
AV女優のバイトで活躍する多くの女性は、風俗求人サイトの求人募集から応募した人がほとんど。演技経験のある人は極めて少なく、AV女優を募集するプロダクションも女の子の演技経験を問うことはありません。
AV女優のバイトで高収入を稼ぐには、演技ができるに越したことはありません。しかし演技経験のないAV女優が主演であっても、台本の変更、カット割り、編集作業などで1つの作品に仕上げることができます。ここが観客を集めた舞台などと決定的に異なる点です。
AVとテレビドラマはココが違う
テレビドラマは脚本など物語の面白さが勝負。視聴者たちをいかにストーリーの中に引き込めるか？ココがポイントです。
一方、AVはいかにユーザーに性的興奮を与えるかが勝負。AV女優の演技力やストーリーは二の次です。
ストーリー展開の演技が上手いよりも、逆に下手なほうが素人っぽさが出て味が出る場合もあります。演技が下手でもAV女優のバイトで高収入を稼げる理由は、ココにあります。
いざという時は「カンペ」もあり
テレビドラマに比べ、AVは短期間＆低予算で作られます。ストーリー性を重視したテレビドラマのように、「女優がセリフを噛んだからNG。もう1テイク」ということを避けるため、セリフ覚えの悪いAV女優の場合、カメラ横などにセリフを書いたカンペを出してくれるのが定番。『ストーリー展開』よりも『絡み』の演技で頑張って欲しい。これが多くのAV監督の本音です。
『絡み』に演技力は必要か？
『絡み』の演技については、「気持ちよければ、本能が赴くまま声を出せばいい。そうでなければ、気持ちのよいフリをすればいい」が基本。
AV男優は数々のAV女優と絡んできた、いわばプレイの達人。彼らのテクニックにかかれば、「セックスで気持ちいいと感じたことはない」という女性でも、開花させられるというのは有名な話です。
ただしセックスには相性がありますから、いくら百選練磨のAV男優が相手でも「気持ちよくない」ということがあります。
そんな時はお客さんに満足してもらうため、「気持ちのいいふり＝演技」をしなければいけません。これは店舗型風俗でも派遣型風俗でも同じこと。
目の前にいる（画面の前にいる）男性は大切なお客さんです。お客さんを満足させる“いい演技”をすれば、高収入につながる。これもAV女優の特徴です。
絡みの演技は大袈裟なほうがいい？
これはケースバイケース。すべては作品を統括する監督の判断次第でしょう。例えば男優とAV女優の相性が良すぎて、AV女優が何度も絶頂に達する場合。映像が面白ければ、監督はそのままカメラを回し続けるはず。
もしも女優が興奮しすぎて、髪の毛で顔が隠れてしまったとしたら…。監督は一端撮影をストップし、「表情が見えるよう、絶頂時には髪の毛をかきわけてみて」などと“演技指導”をするかもしれません。
AV女優のアルバイトは、カメラの前でただセックスしていればいいというわけではありません。声の出し方、表情、カメラアングルなど、「見る者を興奮させるような見せ方」を意識する必要もあります。
これはプロレスラーがリング上で、本気でファイトしないのと同じ。殴る・蹴る・投げるにも、“見せる”要素を盛り込まなければ、観客は飽きてしまうからです。
作品の数をこなせばこなすほど、AV女優は自然に「見せる」のが上手になっていきます。高収入を稼ぐAV女優は、監督の演技指導を受けているうちに、「こうやったら閲覧者が喜んでくれる」というツボが自然に分かってくるのです。
新人AV女優は監督へすべてを委ねることも大事
とはいえ、デビューしたばかりの新人AV女優は、「どうやったら閲覧者が喜んでくれるのか？」なんてことはよく分かりません。これは当たり前のことです。
新人AV女優は、体当たりで作品に挑むこと。事前に「こうしよう」「ああしよう」と考え過ぎないことです。足りないところは、すべて監督が指示してくれます。監督の指示に従い、まずは1本の作品を作り上げることに徹すること。これが高収入を稼ぐAV女優への近道です。
プロダクションでさらに稼ぐ次回の連載は
AV女優のためのお仕事相談 Q&A
プロダクションに所属するAV女優に不安は付きもの。
次回は「所属プロダクションとAV出演の本契約をしたけど、やっぱり嫌になってしまいました。契約は破棄できる？」「現場でプロダクションから事前に知らされていないプレイを強要された。断ってもいい？」等々、AV女優のバイトを始める前に知っておきたい法律や業界の常識をQ&A方式で紹介します。
